6月10日 |
ヤンキース、リベラの代役アセベドをついに解雇 |
ヤンキースは、故障者リストに入っていたマリアーノ・リベラの代役としてクローザーを勤めていたホアン・アセベド投手の解雇を発表した。
アセベドは、今シーズンタイガースから移籍。シーズン開幕前の3月25日に右足股関節を痛め故障者リストに入っていたマリアーノ・リベラの代役としてクローザーを勤め、ここまで25試合に登板し、0勝3敗、6セーブ、防御率7.01という成績だった。さらに、先週リグレーフィールドで行われたカブス戦では、300勝をかけて先発したクレメンスの勝利を台無しにするという致命的な3ランホームランを、エリック・キャロスから浴びたばかりだった。
また、ホセ・コントレラスの故障者リスト入りにも伴い、ヤンキースはそのほかにも投手陣にてこ入れを施した。AAA級コロンバスからジェイソン・アンダーソン投手、アル・レイズ投手をそれぞれ昇格させた。また、コントレラスの抜けたローテーションの穴にはジェフ・ウェーバー投手が復帰する。守護神も復帰し、ここからヤンキースの真価が問われる。
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両リーグ強豪対決 アスレチックスがブレーブスにサヨナラ勝ち |
インターリーグで両リーグの強豪、オークランド・アスレチックスとアトランタ・ブレーブスが対戦。最後まで息が詰まる展開だったが、延長12回にジャーメイン・ダイのホームランでアスレチックスがサヨナラ勝ちした。
試合はグレッグ・マダックス、ティム・ハドソンの両投手の投げあいでスタートし、アスレチックスがチャベスのホームランなどで2回から4回まで1点ずつ奪い、3点のリードで迎えた6回にブレーブスがシェフィールドの内野ゴロの間に1点を返し、さらにチッパー・ジョーンズのタイムリーで1点差に迫る。9回にキース・フォルク投手がホームランを浴びて3-3の同点。延長12回にダイがサヨナラホームランを放ち、試合を決めた。
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日本人選手情報 |
松井 |
アストロズ戦4打数3安打1打点 |
好調で打率.280まで上昇、打順も6番に昇格 |
イチロー |
エクスポズ戦5打数2安打1打点 |
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長谷川 |
エクスポズ戦0回2/3を1失点 |
1死2塁で登板、勝ち越しのタイムリー許す |
野茂 |
ブリュワーズ戦7回1失点 |
好投報われず勝敗はつかず |
新庄 |
レンジャーズ戦出場機会なし |
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6月9日 |
今週の最優秀選手は!?【アメリカン・リーグ】 |
アメリカン・リーグは第10週の週間MVPを発表、両リーグ最多の6本塁打を放ったエンゼルスのギャレット・アンダーソン外野手を選出した。
アンダーソンは先週の6試合で打率.448、6本塁打、15打点の大爆発。長打率は1.103、塁打数は32に上った。他に候補にはヤンキースの松井秀喜外野手、ホワイトソックスのフランク・トーマス指名打者、レッドソックスのトロット・ニクソン外野手とマニー・ラミレス外野手、マリナーズのジェイミー・モイヤー投手、同じくマリナーズのフレディ・ガルシア投手、オリオールズのシドニー・ポンソン投手などが挙がっていた。
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今週の最優秀選手は!?【ナショナル・リーグ】 |
ナショナルリーグは、アストロズのモーガン・エンスバーグ内野手を週間MVPに選出した。
エンスバーグは三塁手として6試合に出場し、17打数9安打、3本塁打の大当たり。3日のオリオールズ戦では自身初の満塁ホームランを放った。なお、エンスバーグは週間MVPの受賞も今回が初めて。
他に候補にはエクスポズのブラッド・ウィルカーソン外野手、カージナルスのアルバート・プホルス外野手、マーリンズのマイク・ローウェル内野手、ブレーブスのジョン・スモルツ投手らが挙がっていた。
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6月8日 |
この人とあの人がそれぞれDLに・・・ |
カブスのスラッガー、崔熙燮が7日、故障者リスト入りした。崔は6日のヤンキース戦でフライを追いかけた際に投手ケリー・ウッドと交錯。そのまま地面に頭を叩きつけ、救急車で病院に運ばれた。幸い、意識を取り戻したがカブスは崔を15日DLに登録した。ここまで49試合に出場し、打率.244、7本塁打とそこそこの成績を残しているだけに、カブスとしては痛い。
そしてもう一人の韓国人は「旧コリアン・エクスプレス」こと朴贊浩。今季2度目のDLで、胸部とわき腹痛。朴は4月下旬にDL入り。復帰して前日7日にエクスポズ戦に先発。ところがこの試合で2本のホームラン、自らの悪送球などで2回4失点でマウンドを降りた。その直後のDL入りだけに本人も無念だろうが、もっとも残念なのはバック・ショーウォルター監督だろう。レンジャーズに移籍して2年、ろくに働いていない。
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ピート・ローズ氏がレッズ新球場に出現 |
野球賭博への関与が原因で球界を永久追放されているピート・ローズ氏が初めてレッズの新球場グレートアメリカン・ボールパークに現れ、一般客として自らチケットを購入、試合を観戦した。本人は球団を通じて「ノーコメント」。ローズ氏は昼過ぎに球場に到着し、ダイヤモンドシートを購入。ブルージェイズとのデーゲームを観戦した。
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日本人選手情報 |
松井 |
カブス戦2打数2安打 |
二塁打&内野安打、初の死球も |
イチロー |
メッツ戦6打数4安打1打点
メッツ戦5打数2安打1打点 |
ダブルヘッダー1試合目メジャー通算100盗塁果たす
2試合目も活躍 |
大家 |
レンジャーズ戦7回2/3を2失点 |
好投も勝敗つかず |
田口 |
オリオールズ戦守備固め |
8回の守備から出場も打席には立たず |
長谷川 |
メッツ戦1回無失点 |
1安打許すも併殺で3人斬り |
新庄 |
マリナーズ戦3打数無安打0打点 |
不振のどん底打率は.209まで降下 |
6月7日 |
レッドソックスがミラクル逆転勝利 首位ヤンキースには0.5差 |
レッドソックスはブリュワーズ戦で5回までに6点のリードを許したが、終盤にケビン・ミラーの満塁ホームランなどで逆転し、同地区首位のヤンキースとのゲーム差を0.5まで縮めた。
レッドソックスは2回、ブリュワーズ先発のクエベドからオーティスがホームラン。4回にもマニー・ラミレスが今季12号ホームランを放つなど、4回までに4点を奪っていた。ところがレッドソックス先発のケイシー・フォッサムは1回で2点を取られるなど乱調。2番手、3番手のリリーフ投手も失点を重ね、5回までに4-10と大量6点のリードを許していた。この敗戦ムードを変えたのはミラー。6回にビル・ミラーがソロホームラン、7回には満塁からこの日スタメンを外れていたケビン・ミラー外野手が代打で登場し、満塁ホームラン。1点差と迫った9回にはニクソン、バリテクの連続ホームランでついに11-10。逆転に成功した。
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日本人選手情報 |
松井 |
カブス戦4打数3安打1打点 |
やっと調子を取り戻し5号先制ホームラン |
イチロー |
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M・ナカムラ |
パドレス戦1回無失点 |
ツインズの日系オーストラリア人投手が
メジャー初登板でセーブ記録 |
田口 |
オリオールズ戦出場機会なし |
チーム完敗で出番なし |
6月6日 |
ハラディがハーラートップ2位の8勝目挙げる |
ブルージェイズのロイ・ハラディ投手がレッズ戦に先発。8回2失点の好投で8勝目を挙げ、マリナーズのジェイミー・もイヤーに次いでリーグ2位の8勝目を挙げた。打線もカタラノットの4安打やデルガドの活躍で9点を挙げ、9-2で快勝した。
ハラディは1回、目下ナ・リーグのホームラン王、アダム・ダン外野手にホームランを浴び、1点を奪われた。打線は1回、2回にレッズ先発のリードリングから計6点を奪い、この時点でワンサイドゲームになりつつあった。しかしハラディは3回にも1、2塁からウッドワーとのエラーなどで1点を失うなど、苦しい立ち上がりだった。3回以降は立ち直り、結局8回を投げて被安打8、2失点、7奪三振の好投でマウンドをスターツに譲った。
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エンゼルスの守護神パーシバルがDLから復帰 |
エンゼルスのクローザー、トロイ・パーシバルが故障者リストから復帰する。ここまで、パーシバルがいなかったことでここ1週間はブルペンが大忙しだった。エンゼルスはミッキー・キラウェイ投手をDLに登録した。パーシバルは5月23日からDLに登録されていた。
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ドライフォートが手術で今季絶望 |
ドジャースの先発ローテーションの一員、ダレン・ドライフォート投手が、右膝の手術を受けることになり、今季中の復帰は絶望となった。ドジャースにとっては大きな痛手となる。2度の右ひじの手術から復帰し、今季は万全で迎えたはずだった。また、ドライフォートはチーム3位の高給取り。なかなか効率が悪い。
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日本人選手情報 |
松井 |
カブス戦2打数0安打0打点 |
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イチロー |
メッツ4打数1安打0打点 |
新庄との対決も盛り上がりは今ひとつ |
石井 |
ホワイトソックス戦7回1失点 |
珍しく四球は2個だけ。今季5勝(2敗)目挙げる |
田口 |
オリオールズ戦代走、守備固め |
代走で出場し、同点のホームイン |