9月25日 |
レッドソックス、4年ぶりのプレーオフが決定! |
今季の強さ象徴する大勝 14点爆勝 |
BOX SCORE |
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2003/9/25 BOS-BAL @Fenway Park
Orioles |
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3 |
Red Sox |
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5 |
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1 |
X |
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14 |
(W)ロウ(17-7)
(L)ダール(4-11)
(HR)バリテク(25号)、ガルシアパーラ(27号)、ケビン・ミラー(24号)以上BOS |
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25日、本拠地フェンウェイ・パークでオリオールズに勝ったボストン・レッドソックスは、ワイルドカードで4年ぶりのプレーオフ進出が決定した。この試合はケビン・ミラーのホームランなどで14点。今季のレッドソックスの強さを象徴する勝ち方だった。プレーオフ進出は99年以来4年ぶり。なお、ディビジョンシリーズはアスレチックスとの対戦となる。
この日は、レッドソックスの優勝が決まるとあって34526の大勢のファンがせま〜いフェンウェイ・パークに駆けつけた。レッドソックスは23日のオリオールズ戦に勝ち、マジックを1としたが、24日の試合ではオリオールズに敗れ、優勝は今日に持ち越しとなっていた。
プレーオフ進出が決まったレッドソックスはクラブハウスで缶ビールをかけまくってチームメイトと喜びを分かち合っていた。
レッドソックスの先発は、ペドロ・マルティネスと並んでチームの大黒柱として今季17勝を挙げているデレク・ロウ。これまでの登板と同様、この試合も4回まで無失点と好投を演じた。
その好投に応えるように、打線も序盤から大量の援護点。1回、先頭のジョニー・デーモンが出塁すると、ノマー・ガルシアパーラの内野ゴロの間に先制点。さらに、そのあとビル・ミラーもホームに還って初回に2点を挙げた。さらに2回、ジェイソン・バリテクのホームランとダミアン・ジャクソンのタイムリー二塁打で2点、ガルシアパーラにもタイムリーが出てこの回3点目を挙げた。
今季のレッドソックスの強さは、とにかく打つこと。2桁得点での勝利の試合は日常茶飯事になっていた。この試合でも、今年の打線のつながりがよく出ていたと思う。
レッドソックスはこのあともさらに追加点を重ね、終わってみれば14点。6回に先発のロウは2点目を奪われ降板したが、ジョーンズ、ソアベック、メンドーサの投手リレーでしっかりと抑え、14-3。オリオールズのブライアン・ロバーツが見逃しの三振に倒れた瞬間、レッドソックスのプレーオフ進出が決まった。
ディビジョンシリーズでの対戦が決まっているアスレチックスは、どう見ても強力なチーム。倒すのは容易ではない。だが、この困難を乗り越えれば、レッドソックスがバンビーノの呪いから解き放たれる日は近い!!
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日本人選手情報 |
野茂 |
パドレス戦7回1失点 |
好投したが自己最多の17勝目ならず |
9月24日 |
ギャニエー、ナ・リーグの1シーズン最多セーブ記録『55』に並ぶ |
先日のソリアーノの先頭打者ホーマー記録につづき、またしても今シーズンに偉大な記録が生まれそうだ。24日、パドレス戦の9回に登板したドジャースのエリック・ギャニエー投手は1回を無失点に押さえ今季55セーブ目、昨年ブレーブスのジョン・スモルツが記録したナショナルリーグのシーズン記録に並んだ。残り試合で記録更新の可能性は十二分にある。
ギャニエーは、今シーズン開幕からまったく失敗せずに、この試合まで54セーブをマーク。まさにドジャースの守護神としてここまで活躍してきた。今日、クアルコム・スタジアムで行われたこの試合は延長11回にまでもつれ込む試合だった。両チームともに、得点の少なさはリーグ有数だけに、この日は貧打線(?)が繰り広げられた。
ドジャースは1回、ショーン・グリーンが今季19号のホームランをライトに放ち、幸先よく1点を先制した。
その裏、ドジャースのマウンドに上がったのはケビン・ブラウン。パドレスで1年間プレーしたブラウンにとっては、今季でその役目を終えるクアルコム・スタジアムでの最後の登板とあって、感慨深かったであろう。ブラウンは、その最後の登板で7回を被安打5の与四球4、3奪三振、1失点と好投。スタジアムの最後に花を添えた。
7回、ラモン・バスケスにタイムリーを打たれてブラウンが降板し、以降両チームとも得点がなく、試合は延長戦に突入。ドジャースは11回の表、先頭のデーブ・ロバーツが四球で出塁しチャンスを作ると、打席に入ったのはホルバート・カブレラ。そのカブレラが、初球をはじき返し二塁打。ドジャースが待望の勝ち越し点を挙げた。
ここまで来れば、勝ったも同然。守護神エリック・ギャニエーの登場だ。ギャニエーは先頭のフィル・ネビンに四球を与え、無死一塁とピンチを招くが、つづくゲーリー・マシューズをショートへの平凡なフライ、さらにマーク・コッツェイを三振に仕留め、2アウトまでこぎつけた。
ところが、つづくラモン・バスケスへの5球目を打たれ、レフト前ヒット。かなり危険度の高い場面を迎えたが、ここは今季54セーブを挙げているクローザー。落ち着いた投球で、最後の打者ゲーリーベネットをキャッチャーフライに討ち取り、ゲームセット。その瞬間、昨年ジョン・スモルツ(=ブレーブス、一昨年に先発からクローザーに転向)が記録したナ・リーグの1シーズンのセーブ記録に並ぶ今季55セーブ目をマーク。ボビー・シグペンが持つメジャー記録の57も間近に迫っている。自身が持つ連続機会セーブ記録は、昨シーズンから続いており、これも63まで伸ばしている。
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日本人選手情報 |
イチロー |
エンゼルス戦4打数1安打 |
9回にヒット1本ももうおそい。 |
松井 |
ホワイトソックス戦3打数無安打 |
優勝決まって力が抜けたか!!! |
佐々木 |
エンゼルス戦1回1失点 |
ダメ押し点許し反撃萎える |
田口 |
ブリュワーズ戦0打数無安打 |
守備だけ。 |
9月22日 |
ソリアーノが先頭打者ホームランのシーズン記録を更新 |
ヤンキースはホワイトソックスにサヨナラ負けしマジック『1』変わらず |
BOX SCORE |
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2003/9/22 NYY-CWS @US.Cerller Field
Yankees |
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1 |
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1 |
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White Sox |
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2 |
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0 |
0 |
0 |
3 |
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6 |
(W)ゴードン(7-6)
(L)ホワイト(2-1)
(HR)ソリアーノ(25、26号)以上NYY、オルドニエス(29号) |
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ニューヨーク・ヤンキースの核弾頭アルフォンソ・ソリアーノ二塁手が22日のホワイトソックス戦の1回、先頭打者ホームランを放ちシーズン先頭打者ホームラン記録を塗り替えた。また、この日ソリアーノは週間MVPにも選出されている。
ソリアーノは敵地USセルラー・フィールドで行われたホワイトソックス戦の1回表、いつものように先頭打者として打席に入るとホワイトソックス先発のバートロ・コローンの2球目をレフトスタンドへのホームラン。これが今季13本目の先頭打者ホームランとなり、1996年にブラディ・アンダーソンが記録した12本のメジャー記録を更新した。
「驚いている。自分でも13本も打てるとは思わなかったからね。でも、今俺は記録を持っている。とてもうれしいよ。」
また、アメリカンリーグはこの日週間MVPにソリアーノを選出。ソリアーノはここ7試合で打率.452、6得点、9打点、さらにここ8試合で7本のホームランを放つなど、シーズン終了へ猛烈なラストスパートをかけている。
一方、ソリアーノの先頭弾で幕を開けた試合はホワイトソックスがサヨナラ勝ち。優勝へのマジックナンバーは1のままで、地区優勝は明日以降へと持ち越しになった。
ヤンキースは1回の表、前述のソリアーノのホームランで先制するが、ヤンキースの先発ウェルズの投球はピリッとしない。1回裏、フランク・トーマスのタイムリー二塁打で同点に追いつかれると、再びソリアーノのホームラン、デレク・ジーターのセンター前タイムリーで2点差とした5回、トニー・グラファニーノにタイムリーを浴びてジョー・クリードの生還を許し、さらにフランク・トーマスにこの試合2本目となるタイムリーを浴びて同点に追いつかれてしまった。
しかし、ウェルズは粘りの投球で、結局7回3失点と合格点の投球。ホワイトソックスも先発コロンの後を受けたサリバンとマーテが好投。試合はこう着状態となった。
延長10回、9回から登板しているホワイトがロベルト・アロマーにヒットを許すと、ヤンキースのベンチは動いた。この試合4番手となるジェフ・ウィーバーをマウンドに送り込んだ。ウィーバーはここまでこの試合2打点を挙げているフランク・トーマスを歩かせて、1死1、2塁とすると、打席にはマグリオ・オルドニエスを迎えた。
前の打者トーマスが敬遠されたとあって、気合十分で打席に入ったのだろう。外角低めの初球を叩いた打球はレフトへと舞い上がり、今季29号のホームランは劇的なサヨナラ3ランホームランとなった。アロマー、トーマスがホームインし、USセルラー・フィールドはは歓喜に包まれた。
負けたヤンキースは、優勝は明日以降となった。まあ、ゆっくりやってくれればいい。マジック1なのだから。一部ではプレーオフの初戦の先発がアンディ・ペティーとであるという話も出ている。
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レッズ一筋18年間のラーキン、チームに見切り |
メジャーデビューからレッズ一筋で18年間プレーしてきた遊撃手バリー・ラーキンが、レッズと2004年の契約を結ばないことが22日、分かった。ジョン・アレン最高執行責任者が記者会見で明らかにした。将来は永久欠番が確実な選手だけにレッズファンのショックは大きいだろう・・・
ラーキンは、1985年のドラフトでレッズに1巡目で指名されて以来、現在レッズの在籍する選手のうちもっとも長い18年間レッズ一筋でプレー。間まもなく、レッズの顔になるとその間、1995年にはナショナルリーグMVPを獲得、オールスター選出11回、ゴールドグラブ賞も3回受賞した。さらに、1996年にはショートストップとして、初めて30-30を達成。まさに80-90年代のレッズの屋台骨を支えた名選手だった。
39歳となるラーキンは、今季終了後フリーエージェントとなる予定。本拠地での最後の試合は28日のレッズ戦となる。
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日本人選手情報 |
イチロー |
エンゼルス戦5打数2安打 |
久々に盗塁も決める |
松井 |
ホワイトソックス戦3打数2安打 |
5試合ぶりマルチ |
木田 |
パドレス戦2回1失点 |
今季2試合目の登板、ワイルドピッチで失点 |
9月21日 |
カブス、まだあきらめない!首位アストロズに0.5ゲーム差 |
BOX SCORE |
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2003/9/21 PIT-CHC @PNC Park
Cubs |
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4 |
Pirates |
0 |
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0 |
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0 |
0 |
1 |
0 |
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1 |
(W)プライアー(17-6)
(L)ペレス(4-10)
(HR)ラミレス(25号、26号)以上CHC |
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ナショナルリーグ中地区2位のカブスは、21日敵地ピッツバーグのPNCパークでパイレーツと対戦。先発のマーク・プライアーが好投を演じ、4-1で勝利。現在地区首位のアストロズとのゲーム差を0.5とした。
カブスは初回、パイレーツ先発のペレスから1点を先制。マーク・グルジラネックを塁上においてペレスが打席に迎えたのはアラミス・ラミレス。トレードデッドラインの直前で、パイレーツからカブスが獲得した選手だ。そのラミレスが、ショートへの内野安打を放ち、カブスは1点を先制した。
さらに、カブスはエリック・キャロスのライト前タイムリーヒットでサミー・ソーサがホームを踏み、さらにアラミス・ラミレすもホームに突入したが憤死。このプレーで1点を追加、初回計2点を挙げた。
一方、カブスの先発は8月5日のパドレス戦に投げ勝って以来以来9勝1敗、ここ10試合では1.42の防御率を誇るマーク・プライアー。この日も7回まで再三走者を許したものの粘りのピッチングで無失点に抑えた。2回は先頭のクレイグ・ウィルソンに三塁打を打たれ、無死三塁の大ピンチを招いたが、後続を2三振と内野フライに抑え、無失点。ピンチを切り抜けた。
3、6回にはアラミス・ラミレスが古巣パイレーツファンの前で今季25、26号となる2打席連続のソロホームラン。点差を4点に広げた。ラミレスは、初回の内野安打を含めてこの日3打点。今シーズン102打点となった。
「俺はあいつらと長い間一緒にプレーしてきた。そして今、俺はあいつらと対戦しているんだ」ラミレスは古巣との対戦について、こう話した。
カブスのプライアーは8回、レッドマンにタイムリーを打たれたところで降板。7.2回を投げて被安打6、1失点、与四球2、14奪三振。最後はクローザーのジョー・ボロウスキが四球と人でピンチを招いたが、なんとか抑えて32セーブ目を挙げた。
この試合で、カブスはシーズン奪三振のメジャー記録を更新。ケリー・ウッド、マーク・プライアーラを擁する投手陣は1352個の三振をこのシーズンに奪った。これで、2001年に同じくカブスが記録した1344奪三振のメジャー記録を更新。シーズン1300個以上の三振を奪ったのは他に2002年のカブスとランディ・ジョンソン、カート・シリングを擁するダイヤモンドバックスの2回だけだ。
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日本人選手情報 |
イチロー |
アスレチックス戦3打数1安打 |
内野安打1本だけ |
松井 |
デビルレイズ戦4打数1安打1打点 |
メジャー初の三塁打がタイムリーに |
佐々木 |
アスレチックス戦0.2回1失点 |
満塁のピンチで登板しホームラン打たれる |
石井 |
ジャイアンツ戦4回4失点 |
3ランホーマーなどで大量失点 |
田口 |
アストロズ戦4打数1安打2打点 |
今季第2号ホームラン! |
大家 |
メッツ戦6回1失点 |
6回に暴投で追いつかれる、もったいない! |