9月19日 |
フィリーズ、レッズ破りワイルドカード首位に!! |
マーリンズとナショナルリーグの熾烈なワイルドカード争いを繰り広げているフィラデルフィア・フィリーズは、19日、本拠地ベテランズ・スタジアムでシンシナティ・レッズと対戦。ワイルドカード首位のかかった大切な試合でランディ・ウルフの好投とマイク・リーバーサルのホームランなどで快勝。マーリンズがこの日ブレーブスに敗れたため、ついにフィリーズは2位と0.5ゲーム差のワイルドカード首位に立った。個人的には、どちらも応援したいチームです。
フィリーズは1回、レッズ先発のホールからマイク・リーバーサルのレフトへの今季12号3ランホームランでマーロン・バード、ボビー・アブリューが生還し3点を先制。試合の主導権を握る。
2回にも、立ち上がりから不安定なホールを攻め、マーロン・バードがタイムリーヒット。4点目を奪った。
一方、フィリーズの先発マウンドに上がったランディ・ウルフは1、2回を無失点に抑えたが、3回にレッズの打線に捕まり2点を献上。レッズはライアン・フリールのタイムリー二塁打で1点を返すと、ホアン・カストロの内野ゴロの間にジョシュ・ホールがホームを踏み、2点差となった。
しかし、フィリーズは5回、トーメイの今季3本目となる三塁打でジミー・ロリンズがホームを踏み、さらに1点を追加。7回にはマイク・リーバーサルのこの試合2本目のホームランが飛び出し、フィリーズが7-3で余裕の逃げ切り勝ち。7回からはターク・ウェンデル、ダン・プリーサック、マイク・ウィリアムズの継投で無失点に抑えた。
ジム・トーメイ、デビッド・ベル、ケビン・ミルウッドらを獲得し、迎えた今シーズン。今季でその役目を終えるベテランズ・スタジアムの最後のシーズンを、プレーオフ進出で飾ることができるのか。残り8試合、最後の正念場だ。
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日本人選手情報 |
イチロー |
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松井 |
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田口 |
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長谷川 |
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9月18日 |
ツインズ、プレーオフ見えた! 2位Wソックスとのゲーム差3.5に |
BOX SCORE |
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2003/9/18 MIN-CWS @Metro Dome
White Sox |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
. |
3 |
Twins |
2 |
0 |
2 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
X |
. |
5 |
(W)ロース(14-11)
(L)コローン(11-13)
(HR)ジョーンズ(15号、16号)以上MIN |
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アメリカンリーグ中地区の地区優勝を争っている現在首位のツインズと2位のホワイトソックスが18日、メトロ・ドームで直接対決。ツインズがジャック・ジョーンズの2本のホームランなどで得点し、5-3で勝った。そのため、両チームのゲーム差は3.5まで開き、優勝へのマジックナンバー7も点灯。いよいよツインズの2年連続地区制覇の可能性が高くなってきた。
39948人の観客を集めて行われた首位攻防の第3Rはツインズが5-3で勝ち、ホワイトソックスをスイープした。ツインズの監督ロン・ガーデンハイヤーは「彼等の目を見れば分かるだろう。彼らは再びプレーオフに戻りたがっている。そのためには追ってくる相手(ホワイトソックス)を倒すしかないんだ。」
この試合に先発したのは25歳のカイル・ロース。オールスター以降8勝3敗と絶好調で、ツインズ後半戦の快進撃の原動力の一人だ。この試合はホワイトソックスが誇る強力打線を7回2死に降板するまでに8安打を浴びながら3失点に抑え、6つの三振を奪った。
1回の表、先制したのはホワイトソックスだった。初回、ロースが走者を2人背負い、ピンチを迎える。ここで、打席に入った5番カール・エベレットにセンター前に2点タイムリーを許してしまった。
しかし、その裏ツインズも反撃。4番DHにはいっているジャック・ジョーンズが今季15号となる2ランホームランをライトに放ち、シャノン・スチュワートが生還。同点に追いついた。
さらに、3回。ジャック・ジョーンズが2打席連続の16号2ランホームランを放って4-2。逆転した。4回にはホワイトソックス先発のバートロ・コローンの野選(フィルダース・チョイス)やミゲル・オリボの悪送球などの相手のミスもあって1点を追加した。
ホワイトソックスは7回、アーロン・マイルズのヒットでバーノン・ウェルズがホームを踏み、1点を返して好投していたロースをマウンドからおろしたが、JC・ロメロ、ラトロイ・ホーキンスの救援陣も後続を無失点に抑え、最後はクローザーのエディ・ガーダッドが9回に登板。ヒットと四球で走者を2人出し、少々ヒヤッとさせたが最後の打者サンディ・アロマーをファールフライに討ち取りゲームセット。ガーダッドは38セーブ目を挙げた。
今思えば、ロメロ、ガーダッド、ホーキンス、ツインズはリリーフ陣もしっかりしている。もう、これは地区優勝には申し分ないチームになった。優勝までのマジックは7。プレーオフに向けて、ラストスパートだ!
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日本人選手情報 |
イチロー |
レンジャーズ戦3打数無安打 |
3年連続200安打なるか!?きわどい! |
松井 |
オリオールズ戦1打数無安打 |
打席ではノーヒットも守備で貢献 |
田口 |
ブリュワーズ戦0打数無安打 |
代走。 |
長谷川 |
レンジャーズ戦2回1失点 |
サヨナラヒット打たれ3敗目 |
9月17日 |
ジャイアンツ、地区優勝両リーグ一番乗り! |
昨年果たせなかったワールドチャンピオンの夢・・・今年こそ必ず |
2003年のMLBで最初に地区優勝を決めたのは、昨季ワールドシリーズにこまを進めながら、惜しくも最終戦で涙を飲んだサンフランシスコ・ジャイアンツだった。17日、優勝に大手をかけたジャイアンツは本拠地パシフィック・ベルパークでサンディエゴ・パドレスと対戦。8-3と快勝し、両リーグ一番乗りの地区優勝を決めた。
ジャイアンツの先発は、ジェイソン・シュミット。そのシュミットは、立ち上がりの1回に先制点を許す。2番のマーク・ロレッタに今季12号となるソロホームランを浴びてしまった。さらに、シュミットは2回にもハンベルト・クインテロのタイムリーとラモン・バスケスのタイムリー三塁打で2点を失うなど、立ち上がりは不調だった。
ジャイアンツの打線は、2回、アンドレス・ガララーガの今季11号ホームランでベニーと・サンチャゴもホームに生還し、1点差に迫るとマーキス・グリッソムの2ランホームランが3回に飛び出して、逆転に成功した。
1点のリードをもらったシュミットは3回以降立ち直り、結局7回を投げて7安打を許したものの3失点、無四球、11奪三振の快投だった。
ジャイアンツは、逆転に成功したあともリッチ・オーリリアやバリー・ボンズのタイムリー、ホセ・クルーズの犠牲フライなどで着実に追加点を重ね、8-3で勝利。
試合後、2位のドジャースが負ければ優勝決定だったので、パックベルではスクリーンを使ってドジャース戦を中継。数分後、ドジャースがダイヤモンドバックスに負けて優勝が決定。ボールパークは歓喜に包まれた。
今季は、主砲バリー・ボンズの父であり、ジャイアンツの往年の名プレーヤーでもあったボビー氏の死去など、悲しいニュースも多かった。その中での地区優勝だった。だからこそ、去年果たせなかった大きな夢---ワールド・チャンピオンを今年こそ達成してほしい。
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日本人選手情報 |
イチロー |
レンジャーズ戦5打数1安打 |
打率DOWN... |
松井 |
オリオールズ戦4打数2安打 |
打率UP! |
田口 |
ブリュワーズ戦0打数無安打 |
途中出場でチャンスに代打送られる |
長谷川 |
レンジャーズ戦1回無失点 |
ヒット1本許すも無失点 |
9月16日 |
フィリーズ、プレーオフ進出に望みをつなぐ勝利 |
BOX SCORE |
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2003/9/16 FLA-PHI @Veterans Stadium
Marlins |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
. |
0 |
Phillies |
4 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
0 |
7 |
X |
. |
14 |
(W)V.パディーラ(14-10)
(L)パバーノ(11-12)
(HR)トーメイ(41号)、リーバーサル(11号)以上PHI |
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ナショナルリーグのワイルドカードでのプレーオフ進出を狙うフロリダ・マーリンズとフィラデルフィア・フィリーズがフィラデルフィアのベテランズ・スタジアムで対戦。ワイルドカード2位のフィリーズがこの試合に14-0で圧勝し、両チームのゲーム差は0.5となった。両チームは明日も対戦し、23日からも3連戦がある。
来季から新球場のシチズンズバンク・パークに移転するためレギュラーシーズンの試合を8試合残すのみとなったベテランズ・スタジアムで行われた試合。ベテランズ・スタジアムは今季で最後とあって36479のファンを集めた試合で地元フィリーズは圧勝した。
フィリーズは先発のビセンテ・パディーラが初回から好投。パディーラは今季、マーリンズ相手に1勝2敗、防御率は5.51と苦手にしているが、この日は別人のような投球でマーリンズ打線を8回を被安打5、無四球、無失点、6奪三振に抑えた。パディーラををリードした捕手のマイク・リーバーサルは「マーリンズ打線はファストボール(速球)を得意とする選手が多いので、チェンジアップを多く使わなければならなかった。それに、カーブを織り交ぜてストライクを取った。」と試合を振り返った。
パディーラはここ30イニングで5失点と、フィリーズのローテーション投手に中で今最も安定している。
一方、打線は14点を奪う猛攻。初回、マーリンズ先発のカール・パバーノから5番マイク・リーバーサルが満塁のチャンスでタイムリーを放ち、2点を先制。さらに、チェイス・アトリーのタイムリーでジム・トーメイも生還した。その後、パット・バールの内野ゴロの間にも1点を奪い、初回に4点を奪った。
4回にジミー・ロリンズのタイムリーで1点を加えた後、6回にはジム・トーメイが今季41号となるホームランをライトスタンドへ運んだ。
8回には再び猛攻。ロリンズとボビー・アブリューのタイムリーで2点を奪った後、とどめはリーバーサルの満塁ホームラン。今季11号のホームランはフィリーズの勝利をより完全なものにした。その後もトマス・ペレスのタイムリーで1点を追加したフィリーズは計14点を奪い、この試合に大勝した。
フィリーズはマーリンズとの対戦をあと5試合残している。両チームともに、ここ数試合好調を維持しているだけに、ワイルドカード争いはシーズンの最後まで激戦が予想される。これも目が離せない闘いです。
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日本人選手情報 |
イチロー |
レンジャーズ戦5打数1安打 |
ヒットはバント安打の1本のみ |
松井 |
オリオールズ戦5打数1安打3打点 |
満塁のチャンスに2点タイムリー |
大家 |
ブレーブス戦7回2失点 |
サヨナラ勝ちで勝敗は付かず |
石井 |
ダイヤモンドバックス戦5回2失点 |
今季6敗目を喫する |