9月5日 |
Rソックス、エースの好投で首位ヤンクスに迫る |
BOX SCORE |
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2003/9/5 @Yankee Stadium
Red Sox |
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1 |
4 |
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1 |
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9 |
Yankees |
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0 |
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1 |
2 |
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0 |
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3 |
(W)マルティネス(11-4)
(L)ペティート(17-8)
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この時期に来てヤンキースとのゲーム差を詰めているアメリカンリーグ東地区2位のレッドソックスが5日、ヤンキースと対戦。最後の直接対決の初戦を9-3で勝った。この試合が終わった時点でヤンキースとレッドソックスとのゲーム差は2.5。8月20日の時点で7.5あったゲーム差が幻のように縮まってきた。
8月の最後にフェンウェイで行われて以来のこのカードは場所を移してヤンキー・スタジアムで行われた。今日はその初戦だった。この試合が始まる前まで両チームのゲーム差は3.5まで縮まり、ヤンキースにしてみれば勝たなければまずい。
ところが1回、ヤンキース先発のアンディ・ペティーとの立ち上がりをレッドソックス打線が襲う。先頭のジョニー・デーモンが出塁し、1死1、2塁。主砲ラミレスがタイムリーで返すという理想的な得点パターンで1点を先制。さらにつづくデビッド・オーティス、ジェイソン・バリテクにもタイムリーが出て1回一挙3点を奪った。
レッドソックスは2、3回にもガルシアパーラのタイムリー、ジョニー・デーモンのタイムリー三塁打、ビル・ミラーのタイムリーで計5点。ペティーとは2回1死でノックアウトされ、降板した。
一方、レッドソックス先発のペドロ・マルティネスは6回にソリアーノのタイムリー二塁打を打たれるまで無失点の投球。この回で降板したが、11勝目を挙げた。ヤンキースは7回にもレッドソックス2番手のソアベックから併殺崩れの間など2点を奪ったが、エンブリー・ジョーンズの継投にかわされて反撃もここまで。序盤に8点も入れられたのでは勝てるはずもない。今日のヤンキースの敗因は先発のペティートの投球に尽きる。
試合が終わって、レッドソックスのデーモンは「(両チーム)レースはシーズン最後までつづくだろう」と話した。両チームのゲーム差は2.5。今のレッドソックスの勢いを考えれば、逆転は十分に考えられる。レッドソックスがバンビーのの呪いから解き放たれるのは、今季かもしれない・・・!?
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タイガースのマロースが23年ぶりに20敗に到達 |
アメリカンリーグ中地区の最下位を目下独走中ですでにチームは100敗を喫しているデトロイト・タイガースに、またしても珍しい記録が誕生した。そう、1980年以来23年ぶりの20敗投手だ。
5日、スカイドームで行われたタイガース×ブルージェイズの試合。タイガース先発はここまで今シーズン19敗を喫しているマイク・マロース。1980年以来の20敗に大手をかけていた。1980年、20敗を記録したのはアスレチックスのブライアン・キングマン投手である。彼はその年8勝20敗の記録を残した。マロースにいたっては今季6勝しか上げていないという有様だ。
この日の試合は1回にタイガースが先制したものの、2回にマロースがエリック・ヒンスキーに同点のホームランを打たれて同点に追いつかれる。しかし、タイガースの打線もこの記録を何とか阻止しようとモンロー、ペーニャのタイムリーで再び勝ち越しに成功した。
ところが、今季ここまで19敗を喫している男はこれくらいのリードをすぐに追いつかれることは容易だった。3回裏、フェルプスにホームランを打たれると4回には4失点。ノックアウトされた。タイガースの打線もこれ以上の反撃は無理。6-8で敗れた。
20敗投手の条件について少し考えてみた。
- チームがとてつもなく弱く、打線も貧弱である〜
- もちろん、その投手がダメな投手だといわれても仕方ない。
- しかし、シーズン通してローテーションを守らなければならない。
20敗も意外と楽なことではない。マロースも、来季は20勝を目指し頑張ってください。ちなみに、チームはすでに100敗以上を喫しているが、1962年にメッツが記録した120敗の記録を塗り替えるには残りの22試合で16敗しなければならない(笑)。
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日本人選手情報 |
イチロー |
オリオールズ戦7打数2安打2打点 |
そろそろ復調か?第4打席でホームランも |
松井 |
レッドソックス戦3打数無安打 |
ペドロの前にまたまたヒットなし |
長谷川 |
オリオールズ戦1回1失点 |
救援失敗。たまにはこういうことも。 |
田口 |
レッズ戦2打数無安打 |
今日はチャンスで凡退してしまった |
石井 |
ロッキーズ戦3回7失点 |
打線のおかげで負け投手にならなかった。 |
佐々木 |
オリオールズ戦1.2回無失点 |
勝敗は付かなかったが期待に応える好投 |
9月3日 |
アストロズ再び首位に |
激戦が続いているナショナルリーグの中地区で、3日アストロズは敵地ドジャー・スタジアムでドジャースと対戦。先発のルーキー左腕ロバートソンの好投で8-2と快勝、首位に立った。
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日本人選手情報 |
イチロー |
デビルレイズ戦4打数無安打 |
また打率降下 |
松井 |
ブルージェイズ戦3打数無安打 |
こちらも相変わらず調子上がらず |
田口 |
カブス戦0打数無安打 |
守備のみ |
9月2日 |
日本人選手情報 |
イチロー |
デビルレイズ戦7打数1安打 |
三塁打1本止まり・・・ |
長谷川 |
デビルレイズ戦2回1失点 |
2勝目。 |
田口 |
カブス戦3打数1安打 |
ダブルへッダーで自己初の三塁打 |
9月1日 |
ロイヤルズが3連敗で失速、ここが頑張りどころですよ!!! |
BOX SCORE |
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2003/9/1 @The Ballpark in Arlington
Royals |
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2 |
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0 |
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3 |
Rangers |
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2 |
0 |
1 |
0 |
1 |
3 |
0 |
X |
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7 |
(W)ルイス(7-9)
(L)メイ(8-7)
(HR)テイクセラ(21、22号)、ブラロック(25号)以上TEX、ハービー(10、11号)以上KC
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数年ぶりに首位を争っているカンザスシティ・ロイヤルズがここに来て3連敗と失速し、首位戦線から離脱しかけだ。1日に敵地ザ・ボールパーク・イン・アーリントンで行われたレンジャーズ戦に3対7で敗れ、西地区ダントツ最下位のレンジャーズに3連敗。ちばりよー(沖縄の方言で“頑張れ”)ロイヤルズ。
2連敗で臨んだ今日の試合の先発はダレル・メイ。ご存知、元巨人。今季のロイヤルズの躍進に大きく貢献し、前回のレンジャーズ戦で完封勝利を収めた左腕がこの日は別人だった。
2回、6番マーク・テイクセラのレフトへの21号ホームランで1点を先制したのはレンジャーズ。さらに、続く7番のハンク・ブラロックが今度はライトスタンドにホームランを放ち2者連続被弾で2-0とされた。4回、マーク・テイクセラに2打席連続ホームランを浴びてしまう。
ロイヤルズの打線は5回、ラウル・イバニエスを塁上においてケン・ハービーが1点差に迫る2ランホームランを放ち、先発のメイを援護する。しかし、6回にメイはアレックス・ロドリゲス、ラファエル・パルメイロを塁上に背負い、テイクセラに今度はタイムリー二塁打を打たれてしまう。パルメイロは鮮やかな中継プレー刺したものの、この回もレンジャーズの得点を許しメイは降板した。
結局、この試合はリリーフ陣も崩れて計7失点。打線の援護がホームランによる2点にとどまったことも痛いが、先発メイがテイクセラに対する投球をもう少し慎重にならなければならなかった。リリーフ陣も含めて、ここ3試合で24失点の投手陣の奮起が期待される。この時期に踏ん張れるかどうかが、プレーオフ進出の明暗を分ける。首位ホワイトソックスとは2ゲーム差。まだまだまだいける。
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ツインズがブルペン強化にジェリー・オロスコを獲得 |
現在プレーオフ進出をかけて必死に戦っているミネソタ・ツインズは1日、前ヤンキースのジェリー・オロスコ投手(46)と契約した。リリーフ投手陣の補強のため。
現在46歳でメジャー最年長のオロスコは7月にパドレスからヤンキースに移籍したが、移籍後は防御率が10点台に跳ね上がるなど不調。出場選手枠から外れていた。
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日本人選手情報 |
松井 |
ブルージェイズ戦5打数1安打 |
今ひとつ調子が上がらないな。 |
野茂 |
アストロズ戦5回4失点 |
今季11敗目喫す |
大家 |
マーリンズ戦7.1回3失点 |
好投報われず11敗目 |
田口 |
カブス戦1打数無安打 |
代打で出場も三振に倒れる |