8月22日 |
アスレチックスのマルダーが疲労骨折 |
ワイルドカードでのプレーオフ進出を狙うアスレチックスに、大きな痛手が発生した。22日、エース三本柱の一人、マーク・マルダー投手がMRI検査を受けた結果、右大腿骨の疲労骨折が判明。今季の復帰は絶望となった。
マルダーは、水曜日に15日間の故障者リストに入り、今日、アリゾナでMRI検査を受けた。その結果、右大腿骨の疲労骨折。今季の復帰は絶望となった。マルダーは今季、ここまで15勝を挙げて、アスレチックス投手陣をリードしてきた。ところが、19日のレッドソックス戦では3回を投げたところで6安打2失点。故障者リスト入りとなった。アスレチックスは、マルダーに代わって先発に入る投手は誰になるのか。ちなみに、マルダーの登板予定だった22日の試合はジョン・ハラマ投手が先発。ここ3年間、毎年15勝以上挙げてきたが、ここに来て3年越しの疲れが骨折という形で出てしまった。
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日本人選手情報 |
松井 |
オリオールズ戦4打数無安打 |
打率は下がって.292に |
イチロー |
レッドソックス戦5打数1安打 |
イチローも打率降下、 |
長谷川 |
レッドソックス戦1回1失点 |
バリテクにホームラン浴びて連続イニング無失点がストップ |
大家 |
パドレス戦6回2失点 |
味方の援護なく勝ち負けは付かず。 |
野茂 |
メッツ戦7回1失点 |
15勝目。 |
田口 |
フィリーズ戦1打数無安打 |
途中から守備に入って1打席だけではきつい。 |
8月22日 |
ジャイアンツがボンズのサヨナラ弾で延長戦制しブレーブスを三タテ |
でも、ブレーブスは地区2位フィリーズに11.5ゲーム差の首位 |
BOX SCORE |
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2003/8/22 SF-ATL @Pacific Bellpark
Braves |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
. |
3 |
Giants |
0 |
1 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
. |
4 |
(W)ロドリゲス(7-2)
(L)ホッジス(3-2)
(HR)ボンズ(39号)以上SF
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プレーオフ出場がほぼ当確(?)のジャイアンツとブレーブスが22日、パシフィック・ベルパークで対戦。試合は延長戦にもつれ込み、10回にボンズがこのカード2試合目となるサヨナラホームランを放ち、でジャイアンツは3連勝した。
この日までに、ジャイアンツは2位ダイヤモンドバックスと9.5ゲーム差、ブレーブスも11.5ゲーム差と開いており、両チームはほぼプレーオフ進出を手中に収めているようだったが、この試合はそれ以上に大きな意味を持っていた。両チームはプレーオフで激突する可能性が高いからだ。このカードでは、ここまでジャイアンツが2連勝しており、ブレーブスはプレーオフを睨んで勝ちに行かなければならないゲームだった。
2回に先制したのはジャイアンツ。ブレーブス先発のラミレスからホセ・クルーズがセンター前にタイムリーを放ち、ベニート・サンティアゴをホームに迎え入れた。さらに、ジャイアンツは4回にもバリー・ボンズ、アンドレス・ガララーガが出塁した後エドガード・アルフォンソがタイムリー二塁打を放ち、4回の次点で3-0とリードしていた。
ジャイアンツは先発のジェイソン・シュミットも8回まで3安打、1四球、7奪三振、無失点の快投を演じており、完勝ペースだった。ジャイアンツのフェリペ・アルー監督はあえて無失点のシュミットを降板させ、万全を期してクローザーのティム・ウォーレルをマウンドに送り込んだ。
だが、これが誤算だった。9回の土壇場にブレーブスが意地を見せた。ウォーレルは先頭のラファエル・ファーカルにヒットを許すと2番のマーク・デローサにもヒットを打たれ、ピンチを招く。ここで、アンドリュー・ジョーンズがレフトにタイムリー二塁打を放ち、2人の走者がホームを踏んで、1点差に迫った。この後、ビニー・カスティーヤが犠牲フライ。ブレーブスが同点においついた。
延長10回、一昨日に続き試合を決めたのは主砲ボンズ。マウンド上のトレイ・ホッジスから真ん中寄りの初球を叩いた打球はセンターへ伸びてサヨナラホームラン。ベースを一周した後、チームメイトの祝福を受けた。
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日本人選手情報 |
佐々木 |
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四球を連発して降板し、後続打たれ2失点 |
イチロー |
ブルージェイズ戦5打数1安打 |
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田口 |
パイレーツ戦1打数1安打 |
サヨナラ勝ちお膳立ての貴重なヒット放つ |
8月16日 |
トーメイ、リーバーサルの連続ホームランでフィリーズが快勝 |
連敗のカージナルスは首位と1.0ゲーム差の3位に転落 |
BOX SCORE |
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2003/8/16 PHI-STL @Veterans Stadium
Cardinals |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
. |
4 |
Phillies |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
0 |
0 |
0 |
. |
5 |
(Wマイヤーズ(12-7)
(L)ハレン(3-4)
(HR)トーメイ(32号)、リーバーサル(7号)以上PHI、ローレン(24号)以上STL
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豆知識 |
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今日の試合では3回にジム・エドモンズがタイムリー三塁打を放ったが、エドモンズは昨季4盗塁、三塁打2と、あまり足の速いランナーとしてのイメージはない。実は、この日試合が行われたベテランズ・スタジアムは人工芝の球場で、打球の速度が速くなるため野手の間を抜けて長打になる確立が高いのだ。そのため、ベテランズ・スタジアムはメジャーリーグでもっとも三塁打が出やすい球場のひとつといわれている。 |
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現在ナショナルリーグのワイルドカード首位に立っているフィリーズが、本拠地ベテランズ・スタジアムでカージナルスと対戦。劣勢の6回に主砲トーメイとリーバーサルの連続ホームランが飛び出し、混戦を制した。
両チームともプレーオフが狙える位置にいるだけに、ともに重要な一戦。カージナルスは昨日の試合を落としているだけに、今日は負けられなかった。
それを示すかのように、1回に先制されたカージナルスは3回、ミゲル・カイロを塁上において3番・エドモンズのタイムリー三塁打で同点に追いついた。4回、今度はスコット・ローレンがレフトへ24号ソロホームランを放ちあっさりと逆転に成功した。
一方、6回にもレンテリアのタイムリー二塁打で1点を加えられたフィリーズは、まずボビー・アブレイユのタイムリー二塁打で3-2の1点差に詰め寄り、ここで打席に入ったのは今季からフィリーズに加わった大砲、ジム・トーメイ。このトーメイが逆転の32号2ランホームランを左中間に放っち4-3とした。さらに、続く5番マイク・リーバーサルもレフトスタンドにホームランを放ち、一気に5-3とした。ここまで1回に失った1点だけに抑えていたカージナルス先発のハレンだったが、この2発であえなく撃沈されてしまった。
この後のカージナルスは、7回にオルランド・パルメイロの押し出し四球で1点を返すのがやっと。後続が倒れて逆転のチャンスが潰えた。最後はクローザーのホセ・メサが9回の1イニングを抑えて22セーブ目。フィリーズが昨日に続きこのシリーズでカージナルスに2連勝した。カージナルスは2連敗で首位と1.0ゲーム差のナショナルリーグ中地区の3位に転落してしまった。投手陣の奮起が必要だ。
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ツインズの逆襲! アメリカンリーグ中地区も混戦に |
BOX SCORE |
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2003/8/16 MIN-KC @Kaufuman Stadium
Twins |
4 |
2 |
1 |
2 |
1 |
0 |
3 |
1 |
0 |
. |
14 |
Royals |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
2 |
0 |
0 |
. |
5 |
(Wロース(10-9)
(L)ヘルナンデス(7-5)
(HR)ロペス(2号)、ベルトラン(19、20号)以上KC
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昨年アメリカンリーグ中地区を制し、見事地区優勝を果たしたミネソタ・ツインズが徐々に首位を射程県内に入れつつある。16日にカウフマン・スタジアムで行われたロイヤルズ対ツインズの試合は、ツインズが初回の大量得点などで打撃戦を制し、両チームのゲーム差は2.0まで縮まった。
ツインズは、初回からロイヤルズ先発のヘルナンデスを捕らえる。ミントケイビッチ、コスキーを塁上において、ジャック・ジョーンズがスクイズを決める(内野安打になった)。さらにトリ・ハンターのタイムリー、AJ・ピアジンスキのタイムリー二塁打で初回に一挙4点を奪い、試合の主導権を握った。
しかし、首位を走っているロイヤルズが、ここであきらめるはずがない。その裏、カルロス・ベルトランが19号2ランホームランを放ち、4-2の2点差に迫った。
ところが、この日の先発ヘルナンデスが悪すぎた。2回にもミントケイビッチのタイムリー
コスキーの犠牲フライで2点を失ってしまった。ツインズの攻撃はその後も止まらず、3回にヘルナンデスをマウンドから降ろすと2番手のダニー・カラスコからも3点を奪い、結局この試合は14点を奪ったツインズが圧勝した。ロイヤルズも6回にベルトランがこの試合2本目のホームランを放ったが、もはや遅かった。
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日本人選手情報 |
松井 |
オリオールズ戦3打数1安打1打点 |
タイムリーヒット打った。 |
イチロー |
レッドソックス戦2打数1安打 |
2盗塁決めるもペドロ・マルティネスにチームは完敗 |
田口 |
再びメジャー昇格もこの日は出番なし |
木田 |
マイナーへ逆戻り。 |