7月15日 |
真夏の祭典・ブラロックの代打ホームランでALが勝利 |
オールスターMVPには3安打2打点のG・アンダーソン、 |
BOX SCORE |
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NL ALL STARS |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0 |
1 |
0 |
0 |
. |
6 |
AL ALL STARS |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
2 |
1 |
3 |
X |
. |
7 |
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2003年のオールスター・ゲームがシカゴのUSセルラー・フィールドで行われ、アメリカンリーグが8回、ハンク・ブラロック(レンジャーズ)の代打ホームランで逆転に成功、勝利を手にした。
メジャーリーグベースボール第74回オールスターゲームは、NLシュミットとALローアイザの両先発で幕を開けた。1回、ローアイザはエドガー・レンテリアにヒットを打たれたものの、DH出場のボンズをライトフライに討ち取り、無失点。アメリカンリーグの攻撃は1番イチローから始まる打線、イチローはファーストゴロに倒れた。もう一人日本人で先発出場している松井は2回の第一打席でレフト前ヒットを放った。3回表からは、急きょオールスターに選ばれたクレメンスが登板。1イニングのみの投球だったが2三振を奪い、300勝投手の意地を見せつけた。
先に点をとったのはアメリカンリーグ。3回に、イチローが四球で出塁した後、2番ソリアーノのときの暴投ですかさず進塁。3番のデルガドが詰まりながらもレフト前にはじき返し、イチローが生還した。
5回、ナショナルリーグがビッグイニングを作った。4回、アメリカンリーグはマウンドにジェイミー・モイヤー(マリナーズ)を送った。モイヤーは1回を無失点に抑えたが、5回に登板した長谷川(マリナーズ)が予想外の乱調で4失点。シェフィールド(ブレーブス)に四球を与えた後、ヘルトン(ロッキーズ)にホームランを浴びて逆転を許した。その後もスコット・ローレン(カージナルス)、ラファエル・ファーカル(ブレーブス)に連打されたところで降板。後続のエディ・ガーダッド(ツインズ)も打たれたため自責点4という内容だった。アメリカンリーグの反撃は6回、アレックス・ロドリゲスが内野安打で出塁した後昨日ホームランダービーで優勝したギャレット・アンダーソンがセンターへホームランで5-3まで迫った。
7回、アンドリュー・ジョーンズ(ブレーブス)のホームランが出た後、アメリカンリーグにもジアンビ(ヤンキース)のホームランが出てナショナルリーグが依然2点のリード。8回裏に投手がエリック・ギャニエーに代わり、アンダーソン、ウェルズ(ブルージェイズ)の連打の後、代打にハンク・ブラロック(レンジャーズ)が告げられ、3-1からの5球目、ブラロックの打球はライトスタンドへ飛び込む3ランホームラン。アメリカンリーグが7-6と逆転に成功した。最終回はキース・フォルクが1イニングをピシャリと締めて、試合終了。MVPには3安打を放ったギャレット・アンダーソンが選出された。 |
7月14日 |
ホームランダービーの勝者はギャレット・アンダーソン! |
HOME RUN DERBY |
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NAME |
Round 1 |
Semis |
Final |
Total |
ギャレット・アンダーソン |
7 |
6 |
9 |
22 |
アルバート・プホルス |
4 |
14 |
8 |
26 |
ジェイソン・ジアンビ |
12 |
11 |
- |
23 |
ジム・エドモンズ |
4 |
4 |
- |
8 |
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ゲーリー・シェフィールド |
4 |
- |
- |
4 |
カルロス・デルガド |
2 |
- |
- |
2 |
リッチー・セクソン |
1 |
- |
- |
1 |
ブレッド・ブーン |
0 |
- |
- |
0 |
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オールスター前日のビッグイベント、ホームランダービーがUSセルラー・フィールドで行われ、初出場のエンゼルスのギャレット・アンダーソン外野手がカージナルスのアルバート・プホルス外野手に競り勝ち、初優勝した。
第一ラウンドを勝ち上がった4人は、アンダーソン、プホルス、ジアンビ、エドモンズ。ジアンビは連続で特大ホームランを放ち、スタンドを大いに沸かせた。最終ラウンドではアンダーソンとプホルスが対戦。アンダーソン9本、プホルス8本と最後まで接戦だったが、アンダーソンが逃げ切った。なお、プホルスのトータル本塁打数26は、2001年にジアンビが樹立した最高記録に並ぶタイ記録だった。最長ホームランはプホルスが放った478フィート弾。外野では子供が球拾いをして、ボールを奪い合って楽しそうだった。
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明日ALL★STAR開催!!--両チームのオーダー発表 |
AMERICAN LEAGUE |
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1 |
RF |
Ichiro Suzuki |
イチロー |
2 |
2B |
Alfonso Soriano |
アルフォンソ・ソリアーノ |
3 |
1B |
Carlos Delgado |
カルロス・デルガド |
4 |
SS |
Alex Rodriguez |
アレックス・ロドリゲス |
5 |
LF |
Garret Anderson |
ギャレット・アンダーソン |
6 |
DH |
Edgar Martinez |
エドガー・マルティネス |
7 |
CF |
Hideki Matsui |
松井秀喜 |
8 |
3B |
Troy Glaus |
トロイ・グロース |
9 |
C |
Jorge Posada |
ホルへ・ポサダ |
- |
P |
Esteban Loaiza |
エステバン・ローアイザ |
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アメリカンリーグは昨年に続き1番にイチローが入った。2人の日本人選手が顔を連ねるアメリカンリーグのオーダー。松井はセンターで7番にはいる。デルガド、ロドリゲス、そしてホームランダービーで優勝したアンダーソンと並ぶ3、4、5番は圧巻。マリナーズのマルティネスは6番。
アメリカンリーグ先発のマウンドは地元ホワイトソックスのエステバン・ローアイザ。今季の前半戦は11勝5敗、防御率はリーグトップの2.21という安定感。実は、キャンプの段階ではローテーション入りも決まっていなかった。それだけに、オールスターでの先発は感慨もひとしおだろう。
また、アメリカンリーグは13日に8イニングを投げたバリー・ジートが新ルールにより辞退したため、ロジャー・クレメンス投手を新たに選出した。
ナショナルリーグはファン投票で選出された二塁手のマーカス・ジャイルズ(ブレーブス)が故障で出場を辞退し、かわってエクスポズのホセ・ビドロがオーダーに入った。3番のプホルスはホームランダービーでは次点に入った。どこからでも一発が出そうな打線だ。 |
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NATIONAL LEAGUE |
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1 |
SS |
Edgar Renteria |
エドガー・レンテリア |
2 |
CF |
Jim Edmonds |
ジム・エドモンズ |
3 |
LF |
Albert Pujols |
アルバート・プホルス |
4 |
DH |
Barry Bonds |
バリー・ボンズ |
5 |
RF |
Gary Sheffield |
ゲーリー・シェフィールド |
6 |
1B |
Todd Helton |
トッド・ヘルトン |
7 |
3B |
Scott Rolen |
スコット・ローレン |
8 |
C |
Javy Lopez |
ハビー・ロペス |
9 |
2B |
Jose Vidro |
ホセ・ビドロ |
- |
P |
Jason Schmidt |
ジェイソン・シュミット |
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R・ヘンダーソンの苦労報われる・・・ドジャースと契約 |
貧打線の補強、メッツからバーニッツも獲得 |
再びメジャー昇格を目指して、独立リーグでプレーを続けていた盗塁王リッキー・ヘンダーソン外野手が、ドジャースと契約を結んだ。ドジャースは前半戦、貧打に泣かされていたため、打線の補強を敢行。メッツからはジェロミー・バーニッツ外野手も獲得した。
リッキー・ヘンダーソンは40歳を過ぎた今季もメジャーでのプレーを希望し、独立リーグのニューアーク・ベアーズでプレーしていた。ヘンダーソンは80-90年代にアスレチックスなどで12回盗塁王に輝き、史上最高のリードオフマン(一番打者)とまで言われた選手。
バーニッツは2001年からメッツでプレーしているが、その年からメッツは最下位に沈んでいる。ドジャースは膝の手術が決まったブライアン・ジョーダン外野手にかわってバーニッツを起用する予定。バーニッツは昨年は不振で、今季は前半戦で18本塁打、45打点。
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7月13日 |
ロッキーズとタイガースでトレードが成立 |
ロッキーズはベン・ペトリックを放出しアダム・バーネロを獲得 |
今季低迷するコロラド・ロッキーズとデトロイト・タイガースの両チームの間で、交換トレードが発表され、ロッキーズはベン・ペトリック外野手を放出し、アダム・バーネロ投手を獲得した。
ロッキーズからタイガースに移ったペトリックは捕手の守備に問題があり今季外野にコンバートされたばかり。バッティングはそこそこパワーもある。
タイガースからロッキーズに移ったのは今季ここまで1勝12敗と苦しんでいるアダム・バーネロ。打線の援護にまったく恵まれていない、不運としか言いようのない状態。ロッキーズでは、その心配はなさそう。今回のトレードで、両チームは弱点の補強に成功したかな?
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マイナーリーグのオールスターではアメリカチームが勝利! |
BOX SCORE |
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World Futures |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
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2 |
US Futures |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
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3 |
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マイナーリーグでは、もうすぐ行われるオールスターゲームに先立ってマイナーリーグの選手がアメリカ人と外国人に分かれて試合をする「フューチャーズ・ゲーム(7イニング制)」を開催。今年はアメリカチームが勝ち、通算の対戦成績を3勝2敗とした。
この試合は、オールスターゲームが行われるUSセルラー・フィールドで開催。試合は同点で迎えた6回に、レッズのプロスペクトの外野手スティーブ・スミザーマンがマーリンズの傘下に所属しているオーストラリア出身のトラビス・ブラックリー投手からホームランを放ち、試合を決した。MVPは2打点を上げたグレイビー・サイズモア外野手(=インディアンス傘下)が受賞している。
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日本人選手情報 |
松井 |
ブルージェイズ戦5打数1安打0打点 |
打率3割を切り前半戦を終了 |
イチロー |
デビルレイズ戦4打数3安打 |
前半戦の最終戦でモーらを抜き首位打者を奪回 |
7月12日 |
エンゼルスが名将ソーシアと2年の契約延長 |
エンゼルスは、昨年チームをワールドチャンピオンに導いた名将、マイク・ソーシア監督と、2年の契約延長を決めた。今回の契約延長で本来の2005年から2007年まで契約が延びた。
2008年のシーズンは、球団側が行使の権利を持つオプション契約となっている。ソーシアは、昨年かなりの若さでワールドシリーズを制覇。選手からの信頼が厚いとともに、現役時代はドジャースで長年捕手を務めていたこともあり、地元での人気も絶大。就任からの成績は303勝273敗と抜群。ベテランと若手をうまくかみ合わせてチームに初のワールドチャンピオンをもたらした昨年は最優秀監督を受賞した。
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日本人選手情報 |
松井 |
ブルージェイズ戦4打数1安打 |
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イチロー |
デビルレイズ戦4打数無安打 |
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7月11日 |
レンジャーズが守護神をマーリンズへ放出 |
テキサス・レンジャーズはチームの若返り策のひとつとして、現在クローザーを務めているウーゲット・ウルビナをマーリンズに放出し、見返りとして3人の若手選手を獲得するトレードを発表した。レンジャーズはこれまでにもベテランのホアン・ゴンザレスのトレードを画策するなど、積極的な動きに出ている。
今回のトレードで放出されたウルビナは、エクスポズ、レッドソックスなどで活躍した投手。通算174セーブを挙げているベテランで、Ugueth
Urtain Urbinaというミドルネームを含めた名前がイニシャルUUUというメジャー初の選手でもある。そんなことはどうでもいいが、オールスターにも一度出場している選手。レンジャーズが見返りとして獲得したのはライアン・スネア投手、ウィル・スミス外野手、エイドリアン・ゴンザレス内野手の3人。ともにマーリンズで期待されていた若手選手である。 |
日本人選手情報 |
松井 |
ブルージェイズ戦5打数2安打1打点 |
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イチロー |
デビルレイズ戦4打数2安打 |
首位打者まで4厘差に迫る |
長谷川 |
デビルレイズ戦1回を無失点 |
佐々木の代役で5セーブ目をマーク |
野茂 |
ロッキーズ戦6回6失点 |
打線の猛威で勝ち負けつかず |
7月10日 |
オールスターまであと3日!ホームランダービーの参加者も決定 |
HRダービー参加者 |
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AL |
NL |
ジェイソン・ジアンビ |
24 |
ジム・エドモンズ |
28 |
ブレッド・ブーン |
23 |
アルバート・プホルス |
26 |
カルロス・デルガド |
28 |
未定 |
- |
ギャレット・アンダーソン |
21 |
未定 |
- |
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シカゴで行われる2003年のオールスターゲームまで、残すところあと3日となったこの日、前日に行われるイベント、ホームランダービーの出場者が決定した。
今年のホームランダービーに出場する選手は現在アメリカンリーグトップの28本塁打を放っているブルージェイズのカルロス・デルガド内野手、マリナーズのブレッド・ブーン内野手など4人。噂されていたイチローの出場はならなかった。
ナショナルリーグはエドモンズ、プホルスのカージナルス外野手の2人。両リーグ4名ずつ出場できるが、ナショナルリーグは残りの2人は未定となっている。
ボンズとA-RODは出場したくないらしい。ソーサに関しては例の事件のこともあって出場は微妙な状況なのかもしれない。
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日本人選手情報 |
松井 |
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イチロー |
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