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皇帝のメジャーリーグテレビ観戦記。テレビです。MLB観戦にはもっぱらBSテレビを使っています。 |
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ロサンゼルス・ドジャース×サンディエゴ・パドレス |
石井が今季初登板、4回突然崩れる
◆日時:4月3日14時5分
◆球場:クアルコム・スタジアム(@パドレス)
◆観衆:?人(2万人以下)
◆勝利投手:ジェイク・ピービー(1勝)
◆敗戦投手:石井一久(1敗)
◆本塁打:ブライアン・ジョーダン(3号、2回1点) |
TEAM |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
R |
ドジャース |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
パドレス |
0 |
0 |
0 |
5 |
0 |
1 |
0 |
0 |
X |
6 |
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オーダー |
ドジャース |
1 |
CF |
デーブ・ロバーツ |
2 |
SS |
セザー・イズトゥリス |
3 |
RF |
ショーン・グリーン |
4 |
1B |
フレッド・マグリフ |
5 |
LF |
ブライアン・ジョーダン |
6 |
C |
トッド・ハンドレー |
7 |
3B |
エイドリアン・ベルトレー |
8 |
2B |
アレックス・コーラ |
9 |
P |
石井一久 |
(P) |
アンディー・アシュビー |
H |
マイク・キンケイド |
(P) |
スティーブ・コリヤー |
|
ホルバート・キャブレラ |
|
パドレス |
1 |
2B |
マーク・ロレッタ |
2 |
CF |
マーク・コッツェイ |
3 |
LF |
ロンデール・ホワイト |
(H) |
シェーン・ビクトリーノ |
4 |
1B |
ブライアン・ブキャナン |
(P) |
マイク・バイナム |
5 |
RF |
ザビア・ネイディ |
6 |
3B |
ショーン・バロウズ |
7 |
SS |
ルー・メローニ |
(P) |
ビランドン・ビラフエート |
8 |
C |
ゲーリー・ベネット |
9 |
P |
ジェイク・ピービー |
(SS) |
ラモン・バスケス |
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観戦記 |
石井の今季初登板。昨季、打球を頭に当てて後半戦は投げられなかった、その影響が心配される。このゲームは、クアルコムスタジアムで行われたが、実は、クアルコムスタジアムは今年で最後。来年からはダウンタウンのペトコ・パークでプレーすることが既に決まっている。今シーズンで最後のクアルコムの雄姿(?)を見るためにもテレビをつけた。カリフォルニアとあって、温暖で、快晴の空が広がっていた。
ここサンディエゴにはアメリカ海軍の軍港がある。今日は、ミリタリー・オープニング・デイといって海軍の記念日だそうだ。パドレスは、迷彩色のユニフォームに身を包んでいた。これがなかなか似合っていて良かった。
パドレスの先発は若いピービー。まだ22歳だ。昨季の後半からメジャーで投げているチーム期待の投手だ。1回、ドジャースの攻撃が始まった。1番は俊足のロバーツ。この選手は沖縄出身だそうだ。ピービーはサードフライに仕留めた。ピービーは切れのいいファストボールで続くイズトゥリス、グリーンから連続三振を奪った。なかなかやるな。
1回の裏、注目の石井の投球。1番ロレッタを2球でセンターフライに討ち取った後、コッツェイがサードゴロを放った。強い打球で、サードのベルトレーは少し後ろに下がって捕球、一塁に送球・・・おっと、悪送球だ。ショートバウンドになってしまった。ここで、打席には3番のロンデール・ホワイトを迎えた。2週間ほど前にヤンキーすから放出されたホワイト。この打席はショートゴロ、見事にダブルプレーを奪った。これを見て、なかなかいいアウトの取り方だったので、安心した。
ピービーは、2回にジョーダンからレフトにソロホームランを打たれはしたが、すごい調子で三振を奪っていたし、石井も2回、3回と、ヒットを打たれながらも無失点に抑えた。はぁ、ジョーダンの一発だけか。投手戦、というより貧打線になってきた。ピービーは少し球数が多いのが気になった。
4回表、そのピービーにアクシデントが起きた。先頭のマグリフを三振に討ち取った後、前の打席でホームランを打たれたジョーダンに11球も粘られて四球。その後のハンドレーのときだった。カウント3-1からの5球目を投げた瞬間、足をひねって倒れた。先日、観戦したドジャース対ダイヤモンドバックスでも同じようなことがあった。メジャーリーグでは、よくあることなのか。トレーナーや投手コーチが集まってきたが、「大丈夫、大丈夫」といって試合は再開、この回を0点に抑えた後、5回限りで降板した。
4回の裏、石井に異変が起きた。先頭のホワイトをライトフライに討ち取った後、4番のブキャナンを四球で出塁させてしまった。この試合初めての四球。悪い予感が脳裏をよぎった。昨年、石井は四球から崩れるパターンが目立ったからだ。その予想は、完全に的中した。もしくは、意識したことがいけなかったのかもしれない(と、テレビの解説者が言っていた)。続くネイディにレフト線を破られると、バロウズにヒットを打たれた。ランナーが一、三塁となったところで、コルボーン投手コーチがマウンドへ。なにやらアドバイスをしていた。しかし、それも効果がなかったようで、レッドソックスから移籍したメローニにも四球を与えてしまった。満塁となった直後、8番のベネットに初球をレフと前へ運ばれ、同点に。こうなったら手がつけられない。勢いに乗ったパドレス打線は石井に集中砲火を浴びせた。ピービーがサードゴロの後、打順は1番に変えってロレッタ。カウント1
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4回のロレッタの打球。ライトの最深部には、パドレスのブルペンがある。ロレッタのこの1打が、石井に決定的なダメージを与えた。 |
-1から打球をライトに運んだ。決していい当たりではなかったが、ゴロでライト戦の一番深いところまで飛んでいって(左図参照)、走者一掃の三塁打。試合はほぼ決まった。石井は、この後のコッツェイにも四球を与え、トレーシー監督もアシュビーを投入した。アシュビーは3番のホワイトをセカンドゴロにうちとてこの回が終わったが、なんと打者一巡の猛攻だった。先発5番手の枠からはずされたアシュビーだったが、石井が次登板も今日のような内容だと、アシュビーが先発ローテーションにとって代わるということもある。石井、背水だ。
このあと、ドジャースはなかなか得点することができない。1番ロバーツ、2番イズトゥリスはこの試合で計3回出塁しているが、グリーン、マグリフは2人あわせて7三振と、大ブレーキだったからだ。グリーンは最終打席にライト前ヒットを放ったものの、マグリフに至っては4三振。これでは点が入らないわけだ。ドジャースは、打線自体は悪くない。むしろ、グリーンやマグリフがいつもどおり打てば、強力打線といえる。この試合はどうしたのだろう。試合のリズムが悪いような気がした。せっかくいい天気なのに。
6回に、パドレスはロレッタ、コッツェイ、ホワイトの3連打で追加点を奪った。ホワイトはヤンキースから移籍後、これが初安打。しかも、タイムリーとなって、本人も安心したと思う。また、ホワイトの後にはピービーの後をうけてマウンドに立ったバイナムが、メジャー初ヒットを放った。4番・ピッチャーである。夢みたいな話だ。
7回、8回と点が入らなかったので、少し飽きてきた。7回の表が終わった後、いつもとは違う歌が歌われていた。みんな、星条旗を手にしていた。「Sweet Home〜」とか歌っていたが、よく分からなかった。しかし、観客の手にする星条旗を見て、改めてアメリカの愛国心の高さを思い知った。
9回。最終回となったので、気合を入れ直して見た。名前がユニフォームの背中からはみ出しそうなブラントン・ビラフエート(Villafuerte)が、最後は2三振を奪い、ゲームセット。打線が好調だったパドレスが6-1で勝った。石井は、アシュビーに先発の座を奪われないように、次のダイヤモンドバックス戦では頑張ってほしいのもだ。今日のドジャースの敗因は、先発で崩れた石井と、7三振を喫した3、4番にあると思う。まあ、こういう日もあるけどね。 |
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