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皇帝のメジャーリーグテレビ観戦記。テレビです。MLB観戦にはもっぱらBSテレビを使っています。 |
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2003年開幕戦(4月2日)
トロント・ブルージェイズ×ニューヨーク・ヤンキース |
ヤンキース、敵地で開幕3連勝!!
◆日時:4月2日19時5分
◆球場:スカイドーム(@ブルージェイズ)
◆観衆:26222人
◆勝利投手:マイク・ムシーナ(1勝)
◆敗戦投手:マーク・ヘンドリクソン(1敗)
◆本塁打:カルロス・デルガド(1号、2回1点)、トッド・ジール(1号、1回1点)、エリック・アルモンテ(1号、3回2点) |
TEAM |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
R |
ヤンキース |
1 |
6 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
9 |
ブルージェイズ |
0 |
1 |
0 |
2 |
1 |
0 |
3 |
0 |
0 |
7 |
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オーダー |
ヤンキース |
1 |
2B |
アルフォンソ・ソリアーノ |
2 |
3B |
トッド・ジール |
3 |
1B |
ジェイソン・ジアンビ |
4 |
CF |
バーニー・ウィリアムズ |
5 |
LF |
松井秀喜 |
6 |
C |
ホルヘ・ポサダ |
7 |
RF |
ラウル・モンデシー |
8 |
DH |
ブッバ・トランメル |
H |
ニック・ジョンソン |
9 |
SS |
エリック・アルモンテ |
|
ブルージェイズ |
1 |
LF |
シャノン・シュチュワート |
2 |
3B |
フランク・カタラノット |
3 |
CF |
バーノン・ウェルズ |
4 |
1B |
カルロス・デルガド |
5 |
DH |
ジョシュ・フェルプス |
6 |
3B |
エリック・ヒンスキー |
7 |
C |
トム・ウィルソン |
8 |
2B |
オルランド・ハドソン |
9 |
SS |
マイク・ボーディック |
(SS) |
グレッグ・マイヤーズ |
R |
クリス・ウッドワート |
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観戦記 |
今年2回目の観戦。今度はどんな試合が繰り広げられるのだろう、そう思ってテレビをつけた。
1回、先制したのはヤンキース。ロッキーズから獲得したジールが、ブルージェイズ先発のヘンドリクソンから一発を放った。1点を先制したあと、5番の松井に打順が回ってきた。ここまで2試合でいずれもヒットを放ち、打点も挙げているが、まだホームランは出ていない。私は日本でテレビ観戦している多くの人と同じように、ホームランを期待した。初球!外角よりのボールを、松井は逆らわず、レフト方向へすくい上げた。打球は伸びて・・・ホームランだっと思った。が、打球はフェンスの上で跳ね返ってグラウンドへ。結局二塁打だった。ホームランを確信していた一塁走者のウィリアムズは、全力で走っていなかった(たぶん)ため、三塁ストップ。本当に惜しい当たりだった。しかし、これぐらいの打球を打っていれば、松井はやっていける。
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松井の二塁打がフェンスに当たった瞬間(模式図)フェンスの上部に当たって、向こう側に跳ね返っていれば・・・ |
2回の表、ヤンキースの猛攻が始まった。7番モンデシーがレフト線へ二塁打を放つと、9番のエリック・アルモンテもセンター前ヒットで続いた。実は、このアルモンテは、故障したジーターの代役としてメジャーに昇格したばかりの選手だ。きっちりセンターに打ち返して仕事を果たした。この回、打順は1番へ還ってソリアーノ、ジール、ジアンビ、ウィリアムズと4連打。ヘンドリクソンを滅多打ちにした。ウィリアムズはライトへの二塁打で通算1000打点を達成した。そして、5番・松井。1ボールから内角球を叩いたが、強い当たりのファーストゴロに終わった。しかし、ヤンキースは2回に一挙6点を挙げた。
私は投手戦よりも乱打戦のほうが好きだ。確かに、緊迫したムードの投手戦もいいのだが、やっぱり、打つからこそおもしろい。ダメなのはピッチャーが四球を出しまくって大量得点が入るパターン。これは、見ていてつまらない。ワンサイドゲームもおもしろくない。私は、2回のヤンキースの攻撃を見てこの試合はワンサイドゲームになる、と思った。この時点で、既に7点差もあったらだ。
ところが、ヤンキース先発のムシーナもピリッとしない。1回こそ三者凡退に抑えたものの、2回にデルガドに特大ホームランを浴びた。ヤンキースも取られたら取り返せ!状態。3回にも2点を追加した。なんと、前打席でメジャー初ヒットを放ったアルモンテが、ベンチで戦況を見守っていたジーターの目の前で今度はホームランを放ったのだ。アルモンテのすごい精神力。
ヤンキースは、マイナーにもいい選手がたくさんいるに違いない。ただ、金で他球団から獲得した選手ばかり使っているので、マイナーにいる選手はなかなかメジャーに昇格できない。これはもったいない。
いよいよ、ムシーナもブルージェイズ打線に捕まりだした。4回、カタラノットとウェルズの2者連続二塁打などで2点を失った。ブルージェイズは追い上げムードになってきたが、まだ6点差あった。
松井の3打席目。4回の先頭打者だった。外側のボールを、センターへ運んだ。センターオーバーのツーベース。これが前の打席で出ていたら・・・。松井は、メジャーリーグのストライクゾーンに早くも対応した。この後、松井はポサダのセンターフライで三塁を陥れる好走塁も見せた。巨人にいたときは、こんなプレーはあまり見なかったような気がする。この後、ベンチで談笑する松井がテレビに映った。チームにも溶け込んだようだ。この回は続くモンデシー、トランメルが討ち取られ、チャンスをモノにすることができなかった。
7回表、松井は日本では経験したことがないことを味わった。4番・ウィリアムズが敬遠されて、相手のバッテリーは松井との勝負を選んだのだ。このときの心境はどうだっただろうか。
7回裏のブルージェイズの攻撃。「Take me out to the ballgame」が歌われた。しかし、ちょっと声が小さかった。もっと元気に歌ったほうがいい。
松井の打席結果 |
1打席目 |
1回 |
走者:一塁 |
レフトオーバー二塁打(打点0) |
2打席目 |
3回 |
走者:ニ、三塁 |
ファーストゴロ |
3打席目 |
4回 |
走者:なし |
センターオーバー二塁打(打点0) |
4打席目 |
5回 |
走者:満塁 |
空振り三振 |
5打席目 |
7回 |
走者:一、三塁 |
セカンドゴロ |
6打席目 |
9回 |
走者:一塁 |
空振り三振 |
ヤンキースのピッチャーはホセ・コントレラスに代わった。コントレラスは開幕戦でも打ち込まれていた。トーレ監督は5点差あるので楽観視していたのだろう。しかし、コントレラスは1人目のウィルソンを三振し討ち取った後、ハドソン、マイヤーズ、カタラノット、ウェルズと連打を浴び、ついに2点差まで詰め寄られた。トーレ監督も我慢できずに、ピッチャーをハモンドに代え、なんとかこの回をしのいだ。コントレラスは、まだ使えるメドが立たないようであった。8回、9回とヤンキースはチャンスを作りながらも無得点。試合はだらだらと進んだ。最後のブルージェイズの攻撃はアセベドが3人で終わらせた。最後の打者スチュワートの打球をモンデシーがスタンドに飛び込んでキャッチ、ゲームセットになった。 |
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